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ポップンミュージック アニメロ フル! 【ぽっぷんみゅーじっく あにめろ ふる】 ポップンミュージック アニメロ フル! CDデータ 発売日 全曲リスト 関連リンク CDデータ 発売日 発売日 品番 仕様 定価 ポップンミュージックシリーズの外伝作『アニメロ』シリーズのサウンドトラック。 ゲームに収録された楽曲のフルバージョンが収録されている。原曲の時点でゲームサイズとほぼ同等の演奏時間である曲がほとんどだが、一部、短縮されている曲もある。 収録曲は『初代』初出曲のみで、『2号』における追加楽曲はいずれも未収録となっておりそちらを収録したアルバムは発売されなかった。 一部、歌唱に関わったアーティストのアルバムに再録されている曲もある。 全曲リスト No. 曲名 ジャンル名 本家移植先 備考 01 魔法使いサリー - × 02 マジンガーZ マジンガー AC・CS10 本人歌唱 03 ゲッターロボ! - × 04 キン肉マンgo Fight! - × 05 Cha-la Head-cha-la ドラゴンボールZ AC・CS12 06 キューティーハニー キューティー AC・CS10 07 ひみつのアッコちゃん - × ゲームサイズ 08 すきすきソング すきすきソング AC・CS10 09 タイガーマスク - × 10 ゲゲゲの鬼太郎 - × 11 魔女っ子メグちゃん 魔女っ子メグ AC・CS10 本家シリーズへの移植の際にボーカルが変更された。 12 とんちんかんちん一休さん 一休さん AC・CS11 13 ワイワイワールド - × 14 摩訶不思議アドベンチャー ドラゴンボール AC・CS13 本家シリーズへの移植時に本人歌唱に変更された 15 カランコロンの歌 - × 16 花の子ルンルン - × 17 ムーンライト伝説 セーラームーン AC・CS11 歌唱担当者のアーティストアルバムに再録済み 18 キャプテンハーロック - × 19 聖闘士神話 - × 20 銀河鉄道999 - × 関連リンク 版権曲 ポップンミュージック アニメロ 楽曲一覧/ポップンミュージック アニメロシリーズ CD・DVD
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ダイの大冒険 ダイ 021 ポップ 010 アバン=デ=ジニュアール3世 010 クロコダイン 007,018 ハドラー 005,022 ザボエラ 019 フェンブレン 008 ファイナルファンタジーⅥ ティナ・ブランフォード 021 セリス・シェール 019 ロック・コール 013 エドガー・ロニ・フィガロ 019 マシアス・レネ・フィガロ(マッシュ) シャドウ 019 モグ 010 Fateシリーズ 衛宮士郎 013,020 ランサー(ディルムッド) 003 アヴェンジャー 017 キャスター(メディア) 006,018 バゼット・フラガ・マクミレッツ 019 ランサー(クー・フーリン) 004,018 子ギルガメッシュ 015 東方Project 博麗霊夢 009,018 霧雨魔理沙 010 八雲紫 004 東風谷早苗 013,020 アリス・マーガトロイド 011 パチュリー・ノーレッジ 005,022 ゼロの使い魔 平賀才人 009,018 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 002 シャルロット・エレーヌ・オルレアン 016 ギーシュ・ド・グラモン 015 アンリエッタ・ド・トリステイン 017 魔法少女リリカルなのはシリーズ 高町なのは 008 ユーノ・スクライア 014 ティアナ・ランスター 006 ジェイル・スカリエッティ 012 式神の城 玖珂光太郎 014 日向玄乃丈 011 結城小夜 019 ニーギ・ゴージャスブルー 015 とある魔術の禁書目録 上条当麻 002 ローマ教皇 021 後方のアックア 015 アウレオルス=イザード 016 永遠のアセリア 高嶺悠人 法皇テムオリン 001 統べし聖剣シュン 007 真・女神転生Ⅰ Ⅱ ザ・ヒーロー 001,018 カオスヒーロー 005 ロウヒーロー 007
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七 ゼロ 前ページ次ページゼロの影 ルイズは今までとは比べ物にならぬほど悩んでいた。 フーケ達にすぐに事情を知らせ、聞いた話と合わせて考えた彼女は以下のような結論を出した。 ティファニアの魔法『忘却』は、記憶の鎖を切り離し、つなぎ直すようなものである。 帰還への執着を和らげようとしたが、主の存在によって深くつながっているため一部だけ切り離すことができず、丸ごと抜き取る形で効果が発揮されたらしい。 直後にティファニアが意識を失ってしまったのも無理はない。数千年分の記憶を操作するなど初めての経験であり、消耗が激しくいまだに体調が回復していないとのことだ。 心の大半を占める記憶の鎖が切り離され闇に沈んだ結果、残りの欠片はバラバラでほとんどつながっていない。 つまり、今の彼は心が砕け散った状態にある。 最も大切なものを奪われ、自身を支えてきた柱を折られた彼は抜け殻になっている。 以前の沈黙は感情を窺わせたが、それもない。何の意思も持たぬ人形――それも壊れかけのものを連想させる。 もっと言うことを聞いてほしいと思っていたが、こんな姿を見たくはなかった。 今の彼を動かしているものは残った心の欠片も含まれているのか、ルーンの働きだけか。それさえわからない。 予想していた形とは違うが、彼が彼でなくなるかもしれないという予感が的中してしまった。 夕日を浴びて佇む彼は砕けたはずの心が痛んでいるように見えた。目をそむけたくなる姿だった。 彼は間違いなく苦しんでいる。何を失ったのかもわからないまま絶望している。 心を痛めるルイズやワルドと違い、キルバーンだけは気楽な態度だ。 「こんなことしたら怒るかな?」などと言いつつ首飾りの部分に可愛らしい真っ赤なリボンを結びつけたりしている。 友人の心が砕けたことについて心配しているようには見えない。 ルイズが抗議すると笑いながら答えた。 「だってミストだよ? バーン様のことを忘れたままなんてあり得ないよ。そのうち心を取り戻すって。百年か、二百年か、もっとかかるかもしれないけど」 のんびり呟くキルバーンをルイズが睨みつける。 「今のミストの心は魔界そっくりだろうねえ。暗闇に閉ざされた――地獄のような世界さ」 ルイズがますます眼に力を込めると手をひらひらと振ってみせた。 「ちょっと退屈だけど元々無口だし……。キミたち人間の方が何とかできるんじゃないの? 愛とか勇気とか絆の力でさ」 (こいつの口から言われると鳥肌立つわ) 救われるはずの楽観的な言葉も、この時ばかりは腹が立った。 一方、眠りから覚めたウェールズはいくら話しかけても反応すらしない彼に困惑して首をひねった。 記憶を闇に沈められた結果心が砕けたと告げると、顔に浮かんだのは憂慮ではなくまぎれもない怒り――それもひどく暗いもの――だった。 ルイズが意外そうに見つめるとすぐに消えてしまったものの、見間違いではない。視線を避けるように部屋の中を歩き回る。 「心当たりはないかい? 彼の記憶や心を取り戻すための何かに」 もちろんある。彼の主だ。だが、今大魔王からの声は届かなくなっている。 最大の望みが潰えた今、道しるべは無い。 ただ単に主のことを語って聞かせても心には届かないだろう。 そこで、キルバーンがタルブの村まで行くことを提案した。 ルイズは草を踏みしめ、風を吸いこんだ。 タルブの村近くの草原に立った彼女らは夕焼けを待っていた。 壮絶なまでの美しさを誇る草原ならば彼の心をも蘇らせるのではないか。名を冠する通り“奇跡”が起きるのではないか。 ゆっくりと太陽が沈みゆく中、ルイズとワルド――休暇届を出して共に訪れたのだ――は待った。ウェールズは感情を押し殺した目でミストバーンを見つめている。 草原が血のような赤に染まる。視界いっぱいに炎に焼き尽くされたような景色が広がる。 ルイズは期待に満ちた眼差しで彼を眺め、悲しげに笑った。 何の反応も無い。 「そう……よね」 奇跡が簡単に起これば誰も苦労しない。 彼自身奇跡を全く信じていないのだ。苦しい時だけ頼みにするつもりもないだろう。 『見事だ……ルイズ』 今までずっと“ゼロのルイズ”と呼ばれてきた。彼が、彼こそが、初めて“ルイズ”と呼んでくれたのに。 認められ、救われた。今まで戦ってくれた。それに自分は応えることができたか。 ――否。何もない。何もしていない。 何のために召喚したのか。自分が召喚しなければ良かったのではないか。 一度疑い出すと止まらない。 肩を抱くワルドの手の温もりさえ疎ましく思えた。 どれほど時間が経ったのかわからない。 キルバーンは友人の心が戻らないことを確信し、手を取って歩き出した。 「こっちだよ、こっち」 人形のような動きでふらふらと歩く彼を連れて歩く。目的の場所まで来てから距離をとって指をパチリと鳴らすと、どこからともなく現れたトランプのカードがはらりと地面に落ちた。 「殺しの罠(キル・トラップ)、発動」 言葉とともに十字架が草原から生え、手足に茨が絡みついた。金色の炎が立ち上り、磔にされた体を焼く。 さらに、ルイズ達の足元にもトランプのカードのような模様が現れた。帯のようなものが生え、彼らを捕らえようとする。 ワルドが反射的にルイズを抱いて、地を蹴ってかろうじて逃れた。動きを封じるためのもので殺傷能力は無いようだ。 杖を抜いて詠唱したが、金色の炎は風の魔法では消えない。時折金の中に銀色が混じり燃え上がる。 「キャハハハハ! 燃えちゃえ燃えちゃえ!」 キルバーンの肩に乗った使い魔がケタケタと笑う。可愛らしい外見や無邪気な声に反して喋る内容は残酷だ。 ルイズが呆けた表情で呟いた。 「あんた何やって――」 「何って……お仕事だよ」 死神の仕事――すなわち命を奪うこと。 「あいつの友達じゃ、なかったの?」 かすれ、ひび割れた声に肩をすくめてみせる。 「残念だけど仕方ないよ。ボクは敵対する陣営から送り込まれたんだもの」 彼の名はそのまま背負った任務を表している。 キルバーン――大魔王バーンを殺す使命を帯びた死神。 隙あらば命を刈り取ろうとする危険な存在を、大魔王はそれもまた一興と笑いながら受け入れた。 ミストバーンも彼の役目を知っている。その上で友として付き合ってきた。 彼が現れた時に言った「協力する義理はあっても義務はない」という言葉は、主の命令で協力していただけという意味だった。 「ボクの本当の主――冥竜王ヴェルザー様は命じられた。ミストが抜け殻になっている間に、確実に始末しろってね」 大魔王と連絡をとれず闘志をも完全に失っているのなら、絶好の機会だ。 ミストバーンこそが大魔王の誇る最高の忠臣であり、強大な力を持っている。彼を仕留めれば大魔王の力は大きく削がれる。 そうなれば魔界の勢力図を一気に書き換えることも十分可能だ。配下の竜たちも強力な冥竜王の陣営と比べると、大魔王は他に目立った部下がいない。 大魔王の絶対の忠誠を誓う彼がいるのといないのとでは暗殺成功の可能性も全く異なる。 力を解放すれば大魔王より強い彼は、敵対する勢力にとっては邪魔者にしかならない。 「あのお方は欲深いんだ。……人間みたいに」 ヴェルザーは将来ハルケギニアへの侵出を狙うかもしれない。もし彼が魔界に戻れないままでも、存在そのものが障害になる。 「うっかり封印が解けないように呪いのアイテムつけといたから、真の力は発揮できないよ」 死神の指差した先――首飾りに結ばれていたリボンが不気味な光を放っている。 ルイズが見ていると消えてしまったが、光がまとわりついたままだ。どれくらいの間効果が発揮されるのか分からないが、しばらく解けることはないはずだ。 この地で葬ることを選んだのはキルバーンなりの思いやりだろう。 ミストバーンがハルケギニアで最も心を震わせた地で、彼を知る者達の目の前で、美しい炎を用いて葬る。 他の相手ならばすでに場を去っているだろうが、死を確かめるまでは動かないつもりらしい。 以前夕焼けを見た時に草原をうろついていたのは、罠を仕掛けるため。 ただの罠ではなく術者の意思で発動するため、アルビオン侵攻の際に戦った時は反応しなかった。 もっとも、当時は友に使用することになるとは予想していなかったが。 「これでもかなり迷ったんだよ? ゴージャスに逝かせてあげるか、ムードたっぷりに逝かせてあげるか。何しろ最高の友達だからね」 鎌の先端で焼かれる友人を指し示す彼の口調は、美しい景色を見ているようにうっとりとしている。 炎はおそらく闘気に近いエネルギーからできているのだろう。火あぶりにされている状態だが、苦痛の声一つ上げない。 「ごらんよ。あのニセモノの炎、自信作なんだ。あの色を出すのに苦労してね~」 無音のまま生命力が少しずつ削ぎ落される残酷な光景にルイズは顔色を失っている。先ほどの動きを封じる罠は観客席を設けるつもりだったのだろう。 「ずっと狙ってたの? こんなやり方で殺すのを!」 非難の声にキルバーンはクスクスと笑った。 「あれぇ? 敵(ボク)に何を求めるのさ。それに、キミもどこかで望んでたんじゃないのかな? こうなることを」 ルイズの顔が強張り、拳に力がこもった。 死神の言葉が鎌のように彼女の心を抉り、切り裂いたのだ。 こうするしかなかった、わざとではないという心の声をもう一人の自分がすぐさま否定する。 本当にこれしか手段が無かったのか。 どこかでこうなることを望んではいなかったか。 トリステインのためという名目で自分のためという想いを隠してはいなかったか。 苦痛を取り除くと言いながら、都合の悪いものも一緒に消えることを望んではいなかったか。 常に大魔王の安否を気遣っているであろう彼を見るたびに、黒く煮えた思いが湧き上がるのを止められなかった。 大魔王に絶対の忠誠を尽くすのに自分には心を許さない彼に、強大な力を持ちながら自分のために振るおうとはしない彼に、苛立ち嫉妬していた。 大魔王を心から敬う態度を見るたびに心の奥底に少しずつ黒い澱がたまっていった。 憎悪と呼ぶほど激しいものではなかったにせよ、全く無かったと言えば嘘になるだろう。 それに、なぜ彼に帰還への思いの一部を消すと言わなかったのか。キルバーンに押し切られた形になったが、説明しようと思えばできたはずだ。 答えは簡単だ。 説得する手間を惜しんだからではない。彼の怒りを買うのが怖かったからだ。 さらに、キルバーンがティファニアに続行を命じた時、確かに安堵した。「自分の責任は無くなる」という思いがなかったとは言い切れない。 (あの時逃げたんだわ。わたしは) ルイズは認めた。 自分の弱さを。 そして――死神に杖を向けた。 通常の魔法で消せないのなら、術者を倒すのが最も確実な方法だろう。 今まで彼が戦ってきた。 今度は自分が戦う番だ。 体が震えていることを彼女もわかっている。 これから戦おうとする相手は、フーケのような人情を残している敵ではない。 正真正銘の死神。絶望を与え、生命を奪う者。 正々堂々勝負するどころか、相手を罠に嵌めて喜ぶ性根の持ち主なのだ。残酷さだけで言えば間違いなくミストバーンより上だろう。 怖くないと言えば嘘になる。じわじわとなぶられた挙句、殺されるかもしれないのだ。 だが、退くわけにはいかない。 敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのだから。 「わたくしと一曲踊っていただけませんこと。ジェントルマン」 震えながらも杖を向ける少女に、死神はわずかに目を丸くして優雅に一礼した。 「……喜んで」 キルバーンがトランプのカードを虚空から取り出し、一枚を指で軽く弾いた。それを狙ったルイズが爆発を起こし、カードがバラバラに吹き飛んだ。 爆風を縫うようにして次々にカードが飛ぶが、爆破されていく。威力ではなく速度を重視した、弾くだけの爆発だ。 だが健闘を嘲笑うかのように複数のカードが彼女へと襲い掛かる。急所を狙ったのではなく、適度に傷を与えいたぶるための攻撃。 強靭な身体の持ち主とは言えない彼女は歯を食いしばり、苦痛を覚悟した。 しかし、突風がカードを巻き上げ吹き飛ばした。 「ワルド……!」 ルイズは顔を輝かせ、キルバーンは玩具を取り上げられたように不機嫌そうに舌打ちした。 「やっとそう呼んでくれたね、ミ・レィディ」 ワルドが微笑みながら彼女の傍らに立っている。 「言ったろう? 僕が君を守ると。あんな卑怯者ごとき敵ではないさ」 「……ええ、ワルド!」 キルバーンは面白いと言いたげに二人をまじまじと眺め、プッと噴き出した。 「お~怖い怖い。……キミが踊る相手はボクじゃないようだ、お嬢ちゃん」 ルイズは背中に何かが触れたのがわかった。 感触からすると、杖の先端だ。 それを握っているのは――ウェールズ。 いつしかその髪は黒く染まり、目は暗く濁っている。 裏切りが信じられず、凍りついたルイズに明るく楽しそうな声が降り注いだ。 「暗黒闘気に引きずられてミストを憎んでたから、ちょっとつついてあげたよ」 「何故……! 命を救われたのに」 ワルドの問いにウェールズは何も答えない。 ワルドはキルバーンを警戒していたからこそ、異変に気付けなかった。 滅びし王家の生き残りなのだから、何の変化も無い方が不自然だ。安易な慰めの言葉などかけられない。 そう思っていたため、暗い空気を纏っていても踏み込めなかった。 「殿下に、何を、したの?」 「知りたい? う~ん……ヒ・ミ・ツ」 明るく笑うキルバーンとは対照的に、ウェールズは別人のように荒んだ目をしてルイズに杖を突きつけている。 (これでは、動けぬ……!) 人質ではない。「動くな」と告げてもいない。 キルバーンにはルイズを生かしておく理由は無いのだ。些細なことで容易く生命を奪うだろう。 死神は楽しくてたまらないと言いたげに肩を震わせた。 「殿下はおっしゃいましたよね? “彼が憎い”と」 ルイズの願いに反して、ウェールズはかすかに、しかし確かに頷いた。 彼が一人にしてくれと頼み、ミストバーンが部屋から出て行った後、キルバーンが室内に現れた。 生命をつなぐために注ぎ込まれた暗黒闘気が心を蝕んでいると知った死神は、不安定な精神を闇の淵へと突き落とした。 「災難だよねぇ、助けた相手から恨まれるんだもの。そのうち諸悪の根源みたいな扱いされるかもね?」 気の毒だと言いたげに溜息を吐いたキルバーンはウェールズに告げた。 「いいよ、殺っちゃっても」 ルイズは死神を睨みつけた。 ミストバーンも邪魔者の命など紙切れ程度にしか思っていないとルイズにもわかっている。 だが、こうも思う。目の前の男に比べれば人情家だと。 死を覚悟した彼女だが、予測した痛みは訪れない。 突き付けられた杖は小刻みに震え、ウェールズの顔は苦痛をこらえるようにゆがんでいる。 「……できない!」 何かに抵抗するように杖が下がった瞬間ワルドが動きかけたが、キルバーンも同時に動いていた。 素早く移動した彼らの位置が変わり、ウェールズとルイズ、ワルドとキルバーンが向かい合う。 「おや、早速改心したのかな? 人形のハズなのに自分の意思があるみたいだ」 「卑怯だぞ、裏切り者ぉっ!」 小さな拳を振り上げて抗議するピロロを二人は睨みつけた。 「殿下はわたしが!」 ウェールズは完全に闇に染まったわけではない。心を取り戻せるかもしれない。 止めようとしたワルドは、彼女の燃えるような眼を見て何も言えなくなってしまった。 危険だが、ここは信頼して任せなければならない。 そう悟った彼はキルバーンに向かって高らかに告げた。 「一対一ならばかえって好都合というもの。このジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドが君に決闘を申し込む!」 前ページ次ページゼロの影
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早見ひかりをお気に入りに追加 早見ひかりとは 早見ひかりの47%はかわいさで出来ています。早見ひかりの38%は知恵で出来ています。早見ひかりの12%は玉露で出来ています。早見ひかりの2%は微妙さで出来ています。早見ひかりの1%は汗と涙(化合物)で出来ています。 早見ひかり@ウィキペディア 早見ひかり 早見ひかりの報道 TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第60話「ダイとポップ」のあらすじ・先行場面カット公開! - アニメイトタイムズ 『名代 富士そば』×『先輩がうざい後輩の話』コラボ決定!期間限定コラボメニューはTVアニメでも登場した「月見うどん」 - PR TIMES 早見優、本田美奈子.さん散文を基にした楽曲の英訳担当 親子3人初共演も実現(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 早見ひかりをキャッシュ サイト名 URL 早見ひかりの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 早見ひかりのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 早見ひかり このページについて このページは早見ひかりのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される早見ひかりに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ポップガールはお熱いのが好き! ポップガールはお熱いのが好き! マジヤバな体験 前編 中編 後編 第3話 前編 中編 後編 第4話 前編 中編 後編 第5話 前編 中編 後編 第6話 前編 中編 後編 辻斬りの目的 前編 中編 後編 第8話 前編 中編 後編 あの子と喋ろう 前編 中編 後編 戦うポップガール 前編 中編 後編
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ギターポップ(Take me to...) / G-POP 【ギターポップ】 オルタナティブロック風のかっこいいロック。 ギターポップ(Take me to...) / G-POP 収録作品 ロング版収録 関連リンク ポップンミュージック3で登場した楽曲。担当キャラクターはリエちゃん。 Take me to... / Sana BPM 108 5b-5 N-10 H-× EX-× 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA × 16 × × フォークギターの音が印象的な、Sanaのボーカル曲。イギリスのバンドを意識したような感じの曲調になっており、隠し曲になっていた「8月のサヨナラ」と曲調的に対をなす。 微妙にずれたオブジェがスコアを狙いにくくさせ、かつ判定の辛さもあるため、初級者ならスローテンポであることを生かし、できる限り拾っていこう。上級者の場合はパーフェクト狙いで難しいだろう。Hsを上げればズレを見切りやすくなる。サビのギター部分の縦連打はずれないように注意したい。 ロングバージョンはSanaのアルバム「Sana-mode」に収録されている。 おそらく、最も古く、最も易しい、ずれ押し属性の譜面。 ee MALLで収録された同名のジャンル名があるものの、バナー表記では「GUITAR POP」。ポップン初出の方はバナーは略称表記になっている。 収録作品 AC版 ポップンミュージック3~ポップンミュージック4 ポップンミュージック6 エキスパートのSanaコース(pm6)でのみプレイ可能。 ポップンミュージック9からの全作品 CS版 ポップンミュージック3 ポップンミュージック6 エキスパートのSanaコース(pm6)でのみプレイ可能。 ロング版収録 なんか変だ! ~from pop n music 3~#? pop n music 3 vs pop n stage#? ボーカルなし版も同時収録。 Sana-mode#? / Sana Sana Coffret / Sana 関連リンク -関連曲 ラブリー Sana 楽曲一覧/ポップンミュージック3
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【作品名】DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 【ジャンル】漫画 【名前】クロコダイン 【属性】元魔王軍百獣魔団長 【年齢】30歳程度 【長所】インフレに追いつけそうになかったけど最終決戦まで生き残った 【短所】クロコダイン「ぐああああああああ!」→パーティー「ク、クロコダイーン!!」 【備考】人間年齢で30歳くらい、おそらくもっと歳取ってる vol.2
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【作品名】DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 【ジャンル】漫画 【名前】クロコダイン 【属性】元魔王軍百獣魔団長 【年齢】30歳程度 【長所】インフレに追いつけそうになかったけど最終決戦まで生き残った 【短所】クロコダイン「ぐああああああああ!」→パーティー「ク、クロコダイーン!!」 【備考】人間年齢で30歳くらい、おそらくもっと歳取ってる vol.2
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キャラ名をクリックすると、死亡話に飛びます 7/7【ダイの大冒険】 ○ダイ/○ポップ/○アバン=デ=ジニュアール3世/○クロコダイン/○ハドラー/○ザボエラ/○フェンブレン 6/7【ファイナルファンタジーⅥ】○ティナ・ブランフォード/○セリス・シェール/○ロック・コール/●エドガー・ロニ・フィガロ/○マシアス・レネ・フィガロ(マッシュ)/○シャドウ/○モグ 7/7【Fateシリーズ(ゲーム、小説)】○衛宮士郎/○ランサー(ディルムッド)/○アヴェンジャー/○キャスター(メディア) /○バゼット・フラガ・マクミレッツ/○ランサー(クーフーリン)/○子ギルガメッシュ 6/6【東方Project】○博麗霊夢/○霧雨魔理沙/○八雲紫/○東風谷早苗/○アリス・マーガトロイド/○パチュリー・ノーレッジ 5/5【ゼロの使い魔】○平賀才人/○ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール/○シャルロット・エレーヌ・オルレアン(タバサ) /○ギーシュ・ド・グラモン/○アンリエッタ・ド・トリステイン 3/4【リリカルなのはシリーズ】○高町なのは/○ユーノ・スクライア/●ティアナ・ランスター/○ジェイル・スカリエッティ 4/4【式神の城】○玖珂光太郎/○日向玄乃丈/○結城小夜/○ニーギ・ゴージャスブルー 3/4【とある魔術の禁書目録】○上条当麻/●ローマ教皇/○後方のアックア/○アウレオルス=イザード 2/3【永遠のアセリア】○高嶺悠人/●法皇テムオリン/○統べし聖剣シュン 3/3【真・女神転生Ⅰ Ⅱ】○ザ・ヒーロー/○カオスヒーロー/○ロウヒーロー 46/50
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第五話 最強の存在 前ページ次ページゼロの影 凍れる時の秘法を唱えたルイズが倒れるのをこらえていると、天空から光が降り注いだ。 「余の力を分け与えてやろう。見せてみるがよい、力を」 身体に力が湧きあがる。これならもう一つ魔法を唱えることができそうだ。 さらに『始祖の祈祷書』をめくると新たな文字が浮かび上がっている。その色は他のものと違っていた。 異質な力が流れ込んだことによって存在しないはずの文字が見えている――そんな感覚だ。 『異なる世界をつなぐ魔法をここに記す。光り輝くその扉の名は――旅の扉(ワールド・ドア)』 彼女は詠唱を始めた。彼を元の世界に戻すために。 力を取り戻したミストバーンはデルフリンガーを地面に突き立てた。 「そこで見ているがいい……」 「へっ、よーやく相棒から呼びかけてくれたのな。……遅ぇよ」 もはや武器を媒介とせずともガンダールヴの力を最大限に発揮できるということだ。左手のルーンは太陽のように全てを照らす閃光を放っている。 大魔王最強の武器は、己の肉体。彼は在るべき姿を取り戻し、存在そのものが武器となった。 彼の心は晴れやかだった。まるで雲間から差し込める太陽のように。 その姿が白い光と化し、迫るアルビオン軍を切り裂いていく。 ただの拳撃が神の鉄槌となって兵士達を吹き飛ばした。 無数の魔法が放たれるが防ごうとすらせずに飛び込み、突破する。白皙の美貌には傷一つついておらず、あれほど刻みこんだ傷は完璧に癒えている。 驚異の連続にアルビオン軍の兵達は思考停止寸前だったが、恐怖に動かされ襲いかかった。 しかし、無造作な手刀一発で空気が割れ、衝撃波が災厄の壁となって彼らを飲みこんだ。木の葉のように人間の体が軽々と宙を舞い、地面に叩きつけられる。 今の彼はワルドを追った時と同じ――否、遥かに超える力を持つ。 地面を力任せに殴りつけると巨大な亀裂が生じ、兵達の密集している所で火山の噴火のように爆発した。 素手とは思えぬ破壊力に情報が錯綜し、兵達が逃げ惑う。 ――あれは人型の兵器だ。 ――あれは伝説のメイジだ。 ――あれはエルフ最強の戦士だ。 ――あれは神の遣わした調停者だ。 無茶な内容の情報が飛び交うのも無理のないことだった。 一瞬後には全く別の場所に現れ、死と破壊をまき散らして消える。まさに神出鬼没で、悪夢が具現化したような存在だった。 炎球があらゆる方向から迫るのを、不死鳥の羽ばたきを思わせる掌撃が尽く弾き返し、術者を焼き尽くした。 槍の穂先や剣の切っ先がたまに突き立てられるが1サントも通らず、刃こぼれするか折れるかのどちらかだ。 ある者は鎧ごと手刀で切り裂かれ、ある者は武器ごと拳で打ち砕かれた。ある者は枯れ葉のように引き千切られ絶命し、ある者は血塗れの最期を迎えた。 「信じられんな」 将軍のホーキンスはぼそりと呟いた。 たった一人の若者に七万の大軍が怖れおののき、叩き潰されようとしている。その武器は両の拳だけだというのに。 その一撃で天地が叫び唸る。魔の時代の到来を予感させる力に抵抗も忘れ、ただ見ていることしか許されない。 伝説の力を見られるだけで、歴史の証人になれるだけで満足してしまうような青年の姿だった。 「勇者か――魔王か――」 どこか安らかな諦めの気持ちがホーキンスを包んでいた。 彼は将軍ではなく英雄に憧れていた。一人で不利な戦況をも覆す存在に。しかし、ミストバーンの戦う様を見ていると英雄という言葉すら虚しくなってしまう。 どうすべきか必死の形相で訊いてくる副官に簡潔に答える。 「退却するぞ」 「バカな、相手はたった一人ですよ!?」 「その一人に滅ぼされようとしているではないか。……見事だ。今の彼の強さ、この世のものとは思えん」 たとえ十倍の兵力があろうとも彼を殺せぬことをホーキンスはすでに悟っていた。 今すべきことは敗北の決まっている戦いに兵力を投入することではなく、被害を出来るだけ抑えることだ。 この光景を自分は決して忘れぬだろう――ホーキンスはそう呟き、大声で退却を指示した。 アルビオン軍が退却を始めると、ミストバーンは主からの指示で追おうとはせず丘の上まで戻った。 光の扉が現れ金の粒子をまき散らしている。その傍らには精神力を使いきったルイズが座り込んでいた。 ミストバーンはちらりと視線を向けたものの、彼を救った相手に何の言葉もかけず扉に歩いて行く。 そこへ大魔王の言葉が響いた。 「どうやらお前はその人間としばらく行動を共にしていたようだな。……そして、顔だけでなく力も見られた」 今にも扉に触れんばかりに近づいていた彼の動きがピタリと止まり、少女を振り返る。 大魔王の秘密に近づいた者は誰であろうと殺さねばならない。たとえ認め合った相手であっても。 それを悟ったルイズは震えながら尋ねた。 「わたしを……殺すの?」 ミストバーンはほんの少し俯いた。目元が髪に隠れて見えなくなる。 「あんたにとってわたしは帰るための手がかり……ただの駒にすぎなかったの?」 彼女の心を静かな絶望が支配していく。彼を召喚してから、ずっと認められようと努力してきた。 それも全て徒労に終わったのか。確かに通じるものを感じたのも偽りだったのか。結局元の地点から進んでおらず、ゼロのままだったのか。 そんなはずはないと心のどこかで声がするが、ミストバーンの返事は―― 「……ルイズ。その質問に対する私の答えは常に一つだ」 顔を上げ、誇りとともに答える。 「大魔王さまのお言葉は全てに優先する……!」 ルイズががくりと首を垂れた。疲れたような表情で、体を震わせながら俯く。 「そう……それがあんたの答えなのね」 言いながら彼女は理解していた。彼にとって大魔王への忠誠こそが最上であり譲れぬものなのだ。 それでこそ彼なのだと知っている。彼が彼であるために、どんな相手でも殺そうとするだろう。 彼の左手の輝きが薄れ、ルーンは完全に消滅した。 (わたしはここで――) 膝に力を込め、最後の力を振り絞って立ち上がる。 フーケのゴーレムを力を合わせて倒し、ワルドに殺されそうになったのを救われた。 『虚無』の力に目覚め、誰かから必要とされた。絶対に見られぬ光景を目にすることもできた。 全ては彼を召喚したことから始まった。だから、最期まで彼を真っ直ぐ見つめているつもりだった。 (ああ――言わなくちゃ) ずっと言おうと思って言い出せなかったこと。 「ありがとう……!」 命を救ってくれた。共に戦ってくれた。力になってくれた。何より――認めてくれた。 目的が何であれ、救われたことに違いは無い。疎ましく思うこともあったが今では感謝している。 率直な感謝の言葉にミストバーンは息を呑み沈黙した。その内心を窺い知ることはできない。 彼女は杖を下し、残された力を振り絞って立ち続ける。 もう爆発一つ起こすことができない。今にも倒れそうなのを気力で無理矢理こらえている状態だ。 それでも、彼がトリステインの者達を殺すことだけは止めるつもりだった。召喚した者の責任として。 彼女は杖を捨てて殴りかかった。全てが始まったあの時と同じように。 彼は避けようとはせず突っ立ったままだった。拳が頬に吸い込まれ、爽快な音が響いたというのに彼女の拳の方が悲鳴を上げた。 凍れる時の秘法がかかっているためいかなる攻撃も受け付けない状態にあることを忘れていた。 解除しようにもある程度時間を置かないと不可能だ。彼に勝てる可能性は万に一つも無い。 一撃をくらわせることができたのは指導成果の確認か、余裕の表れか。おそらくその両方だろう。 「……フム、見事だルイズ。威力、速度、ともに上昇している」 「ほ、褒められたって嬉しくないんだから!」 そう言いながらもルイズは笑っていた。 彼女は反撃の拳が迫るのを恐怖も感じぬまま見つめていた。 こうなることも覚悟の上で、彼の元まで来たのだから。 彼女にミストバーンの攻撃が届く刹那、動きが止まった。 制したのは彼の主。 「待て」 言葉を待つ二人へ楽しむような声が降り注ぐ。 「凍れる時の秘法を使い、異世界をつなぐ扉を作り出せる者などそうおらん。その気概も気に入った……余の部下にならんか?」 話の流れについていけずルイズは呆然としたが、勧誘されていると知って目を瞬かせた。 一度部下に引きこめば何らかの手を打ち、秘密を洩らされぬ自信があるのだろう。 (断れば殺される……わよね) しかし、大魔王に従うことは異世界での人間達との戦いを意味する。 ハルケギニアには大切な者達がおり、トリステインのためにこの力を使いたい。だから彼女は首を振り、きっぱりと告げた。 「わたし、行けないわ」 断られて怒るかと思いきや、大魔王は面白いというように笑っている。 「ふふ……まあよかろう。今ここでそなたを殺しては扉が消えるかもしれんし、他の目撃者を殺す時間もない」 声や力を送ることはできても自在に扉を形成するには至らない。可能だとしても遥か先のこととなるだろう。 一刻も早く全盛期の肉体と最高の部下を取り戻すべきだと判断したのだ。 緊張の反動で意識がもうろうとするルイズの前で、青年は扉を潜ろうとしている。 「わたしはあんたの――」 気づけば言葉が口から転がり落ちた。 ミストバーンがわずかに振り返り、囁く。その口元に浮かんでいるのは、ルイズが初めて見る――。 「お前は私の――」 その時光が彼を包みこんだ。太陽のような金色の光に飲み込まれ消えゆく背に、見たことなどないはずの大魔王の真の姿が重なった。 音の消えた空間で、瞼を閉ざし、静かに別れを告げる。 立場こそ違えど共感を覚えた相手へ。 ――さよなら……ミストバーン。 彼が消えた後に残されたキメラの翼を投げ上げると、今度はかき消されることなく彼女をトリステインへと運んでいった。 前ページ次ページゼロの影